2019年11月30日
ペットの死
3年前に家を出て以来
住まいの事情もあり
一緒に暮らしては居なかったのですが
私の猫だった(あんず)が
突然、腎不全で亡くなりました。
あんずはとっても大人しい子で
猫のくせに抱っこが大嫌い。
でも、日に数分だけ
人の上に勝手にノシノシ乗って来て
5分くらいモミモミ運動して満足して降りる
その後は知らんぷりという謎な猫。
そして、人に抱っこされるのは嫌いだけど
一人にされるのも嫌なのか、
人の後をずっと遠巻きに付いてまわる
野良ちゃんのような変な猫でした。
そんな、あんずは
生後1ヶ月半で我が家に来てから
病気もせずに7歳を迎えたのですが。
今週の水曜日、
「昨日からご飯も水も飲まないんだ」
と、パパから連絡が入り
仕事で病院に連れて行けないパパに代わり
ペットキャリーを持って迎えに行った時は
まだ普通に歩いていて
病院に連れて行く車の中では小さい声で
「嫌だよー」と鳴いていました。
すぐに採血、レントゲン、エコーなどの
検査の結果、重度の腎不全。
既に膀胱も見えてないから無尿の状態
カリウムも上がってるから
いつ心臓が止まるか解らない。
聞いた時は
え?それ本当に?と思いましたが
腎機能を示す
BUNもクレアチニンも振り切っている
検査結果を見たら
もう回復はしないのだろうなと、
思い知らされました。
それでも、動物病院の先生は
「造影CTをやればもっと原因が解る」
「緊急手術で腎臓のバイパスを作れば
少し延命出来るかもしれない」
そう提案してくださいましたが。
お昼前に動物病院に預けたあんずは
夕方の時点で声が出せない程に枯れており
連れて帰った時には
フラフラで歩けなくなってました。
その処置で一体どれだけ生きられる?
「勝算はありますか?」と聞くと
「数ヵ月持つか。。
手術に耐えられるかも解らない」との答え。
冷たいと
不快に思う方も居るかもしれませんが
体が死に向かっているなら
それを止める必要は無いのではないかと。
何より、これ以上
怖い痛い思いはさせたくないと思い
先生の提案を全て断って帰りました。
ペットには言葉が解らない。
いきなり知らない所に連れて行かれて
知らない人達に囲まれ、押さえつけられて
採血や点滴だけでも
とても不安だっただろうなと。
ごめんね。
病院に迎えに行った時間が遅かったのもあって。
一晩だけ私の家で過ごして貰いましたが
「オウチに帰ろうね」と、
次の日にはパパの家に戻しました。
うちにはうるさい子供達が居るし
それに、3年も会ってない私の所より
最期の時間は
住み慣れた自分の場所で
安心して過ごして欲しいなと。
動物病院から帰って3日。
私が届けたままのペットキャリーの中で
その日から動けないまま
今日、お昼過ぎに
静かに亡くなっていたそうです。
3年前から一緒に暮らして居なかったけど
なんだかとても悲しいですね。
3日も時間があったのに
その間は「仕方ない」と思っていたのに
亡くなってしまった姿を見てから
悲しくてたまらないです。
ペットって大きな存在なんですね。
そこに居て当たり前だったものは
当たり前なんかじゃないんだと。
改めて思い知らされました。
ナチュログの皆さんには
ペットと暮らしている方も多いので
いつか来るその時の事は
事あるごとに考えられておられると思いますが。
私のような冷たい元飼い主でも
これだけダメージなのに。
家族同様に一緒に過ごしてる
飼い主さんにとったら
どれだけの悲しみなのかと。
うちのパパは動物なんて大嫌い
私が飼えないので「仕方なく飼ってる」
と言ってたような冷酷人間なのですが
(それでもずっと飼っててくれたので
本当に冷酷ではないと思います)
さっき会いに行った時は真っ赤な目で
「居なくなるとこんなに寂しいんだね」
と話していました。
明日、実家に埋葬してきます。
たくさん買い置きしてくれてた
あんずのキャットフードは
動物病院の壁に貼ってあった
猫の譲渡会に持って行こうかと話しました。

頑張ったね。ありがとうね。
なんだか忘れたくなくて
記事にしてしまいました。
Posted by ぴこさん at 21:57